ゆっくりマッタリ日々の日記
つい並べて眺めたくなる表紙。

機動戦士ガンダムUC 9 虹の彼方に(上)機動戦士ガンダムUC 10 虹の彼方に(下)

「逆襲のシャア」と「ジオン共和国自治権放棄」に挟まれた宇宙世紀のおはなし。

もちろんこの後にも宇宙世紀の物語は続いていく。

歴史と歴史の間、作品と作品の間になるため

一種の縛りがある時代背景ながら、上手く纏めたなと読了後にまず感じました。

特に引っ張り続けてきたラプラスの箱の中身については納得。

「たったそれだけのこと」ながら、一部の人々にとってはとんでもないシロモノ。

見返してみると、ロニと話していたときにチラッと触れていたんですね。

さり気なく(というか露骨すぎではないかというくらいに)OVAにも・・・ある

残念なことにその後も連邦の体制は変わらず、相当先まで存続し続けてしまう未来が待っているのですが。

歴史の間の作品であると知っている読者側にとって、あのエピローグは切ない。


ファースト、Z、ZZ、CCAの世界観を引き継ぐのはもちろんのこと

後々の物語となるF91などの萌芽も盛り込まれていて、ニヤッと出来る部分があったのは

宇宙世紀最新作ならではのこと。

個人的にはファーストのオマージュが少々多過ぎたかなと思いましたが。


ユニコーンの(色々な意味で)凄まじい性能は、MSの観点からみると「やりすぎ」と評されそう。

宇宙世紀のガンダムと謳った作品ですから、ここにツッコみたくなるもの。

自分もシールド操作はないなと思ってます。

超常現象はZZを色濃く受け継いでいる気がするなぁ・・・

しかし見方を変えれば、フルサイコフレーム仕様の特機の性能や

サイコミュの可能性と脅威性が露になったワケですから

連邦は危険視するでしょうし、AEへ圧力がかかりサイコミュ兵器製造に支障が出ることは必至。

後の宇宙世紀でサイコミュ兵器が重要視されなくなるどころか、無くなっていくことを考えると

このラプラス戦争がサイコミュ兵器衰退への転換期に当たるのかも・・・と考えると面白い。

Vガンまで至ると「サイコミュ」という言葉さえ殆ど出ませんし。


そうですね、UCの最も評価できるのは宇宙世紀の世界観をより掘り下げることが出来た点でしょうか。

宇宙世紀の始まり、地球連邦軍の体質の変化(変遷)、

AEのその「勢力を問わない兵器提供」ぶりを可能にする後ろ盾・・・などなど

OVAユニコーン1で、サイアムのCVに永井一郎氏を当ててきたのには天晴れでした。

ファーストにその存在を仄めかすことができる、最高の跡付け。

MSについてではなく、「宇宙世紀」をより知るために読むのをオススメしたい作品ですね。
インコムきた!

数で劣る袖付きにとって、擬似オールレンジ攻撃が行えるインコムは必要だと思ってた。

クシャトリヤも居ませんしね。

サイコミュばかりクローズアップされて寂しかったんですわー。

機動戦士ガンダムUC 8 宇宙と惑星と

7巻がMS戦中心なら、8巻は人間同士の戦いが中心。

L1ジャンクション到着~袖付きによる乗っ取りの展開以降が特にね。

某クライン派のようにすんなりはいかないってもんです。

これまでと比べて厚いので、たっぷりと駆け引きと心情に描写が割かれていました。

これまで完全に蚊帳の外だったレウルーラ組も巻き込み、物語が終盤へなだれ込んだことを感じさせる。

サラっとフロンタルの真の思惑が明かされ、ミネバはあくまでお飾り(として扱っている)であることを再確認。

ミネバとの齟齬は確実のものになったワケですが、どう反抗していくんかなあ。


正気を取り戻し、ジンネマンとの関係に一つの区切りを迎えたマリーダ。

クシャも付いてくるので味方にすると頼もしいったらありませんね。

追い詰められた後に声が響き、ファンネルが隙間から飛んで来たシーンでテンションMAXに。

マリーダさん!


一方のリディは報われなさ過ぎて、読んでるこっちが辛くなってきた。

どんどん深みにはまって行ってしまっている。

オードリーに拒絶され、バンシィに搭乗するわ、ウマが合う仲だったバナージを敵視し

中盤で「おれを強化してくれ」と口走った時は焦りましたよ。

強化人間化だけは辞めて欲しかったんで、アルベルトに止められホッとしました。

歴代の宇宙世紀シリーズで強化人間は悲惨な末路を辿ること

作中でもマリーダを通して散々な目に遭うだろうことは容易に想像出来ますからね。

それでも1巻からの凋落といいますか、SW的に言うとダークサイドに落ちかけている筆頭になってしまった。

挿絵の暗い目つきが全てを表している。嫌な予感しかしないぞ・・・
この巻は濃かった。それはもう濃かった。

機動戦士ガンダムUC 7 黒いユニコーン

何てったって役者が一つの舞台に集結していく展開がね。

フル・フロンタル率いるレウルーラ組を除いた、ほぼフルメンバーが絡み合っていく。

籠の鳥状態だったオードリー、再調整されたマリーダ、軟禁状態のバナージ。

オードリーはローナン管理下に置かれてからなかなか動きがありませんで

政府がみすみすほっぽっとくワケがない人物なので、ビスト財団くらいしかキッカケを作れないとは予想がつく。

何らかの動きがあった後に奪還作戦があるにしても、当の本人がこんな間近まで動くとは。

てっきりマーサ管理下へ「こちらから」殴りこみに行くのかと想像していたんですけどね。

実際は当人がラー・カイラムまで連れられてました。

巻数的に「オードリーはいつ物語に絡んでくるだろうか」と感じ始める辺り。

1つの艦の中に主要人物が混在してからは、次の展開が気になって仕方が無かったですね。


ガランシェール組に協力したジオン残党たちの活躍も忘れられない。

彼らの内でも背景へスポットライトが当たったのは2名ほど。

自分は「連邦マンセー」でも「ジオニスト」でもありません。

選好基準はいたってシンプル、格好良いMSや格好良い展開があればよい という第三者視点です。

それでもジオン側のエピソードに触れられて、あの戦闘中は複雑な心境を覚えました。

マハディよかよっぽど感情移入できた。

特に、ここぞという時に割って入ったのは他でもないガンダム<バンシィ>で

しかしパイロットは(元々)ジオン所属、という展開は皮肉でしかなかった・・・

ジオンにとっては脅威でしかない存在を生粋の強化人間が動かしていたんですもの。


圧倒的なMS性能差ながら、的確なスナイプとMS展開で「拮抗」にまで持っていく彼ら。

最新鋭MSだから無双できるかといえば、そうじゃない。

けれど、差を詰める事はできても「勝利」に持っていくことも出来ない。

いくら素晴らしい戦術でも限界がある。

あくまで「拮抗」。それもわずかな時間だけ。手に汗握らざるを得ないよ。


正直ネェル・アーガマ組のことはすっかり忘れていました。

UC1巻から登場し、新しい物語の幕開けを感じさせた人物たち。

しかしダグザやガランシェール組との交流に食われていた感がw

余りにも蚊帳の外状態が続いていましたしね。

これからごっちゃごちゃになったあの艦でどう物語が進むのやら。

似たような状態の某クライン派がちらついて一抹の不安を覚えていたりする。

あんなオチは勘弁して欲しいところ。ここからの展開が評価を分ける。
やっと読めました。ポケモンやりすぎなんだよな。

機動戦士ガンダムUC 6 重力の井戸の底で

ようやく物語が動き出した感がありますね。

これまではユニコーンが示す場所へ進む冒険!みたいなストーリーだった。

バナージの成長と、ガランシェール組の立場とふれあい、マリーダさん・・・

加えてパラオ攻略戦以来の大規模戦闘。

大規模といっても、パラオ攻略戦は地味な部分が多々あったので・・・初めてと言ってもいいかもしれない。

挿絵のシャンブロでは文章に迫力負けしていてワロタ


正直シャンブロ強すぎじゃないか?と読んでいて思ったんですよ。

そりゃ連邦首都ダカール侵略ですから、生半可なMAでは突破できないでしょうが

第二次ネオ・ジオン戦争後の弱体化した境遇の中、あんな驚異的なMAを準備できるか?と。

しかし、カトキ画の「シャンブロによるダカール侵略」を見ながらだと納得できるかも。
(こっち載せといて欲しかったな)

クローのデカさが尋常じゃない。本ッッッッ当にデカい。

伊達に作中でクロー無双してなかった。

あの巨体がガッシャガッシャと進撃してきて、猛烈に長いクローを振り回されたらたまったもんじゃないな。

リフレクタービットや対ビームコーティング(クロー部)も付いているとはいえ

ほとんどその圧倒的質量差で圧しているんだな、と思いました。

デカさが脅威とイコールになってる。どう考えてもジムIIIじゃ無理ですよね。

クローではなく腕部がカスっただけでも装甲がメチャクチャになるだろうなぁ・・・

加えてシャンブロは複数のパイロットが分担操縦。そりゃ脅威にもなる。

防御を崩す為に突貫していったジムIII凄すぎだよ。


マハディがもう少しマトモであったなら、連邦首都は確実に壊滅していた。

しかしその妄執の産物がMA「シャンブロ」を結実させたので、どのみちどうにもならんか。
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